おはようございます。

企業の生き残る道5 です。

生産管理は非常に幅が広く、企業で定義がまちまちなのですが、現在執筆の準備中で、生産管理学会の元会長の下でご指導を頂きながら(ほとんど院生って感じですね。せめて博士課程の後半くらいにはしたいですが)いろいろな参考本を読んでいます。
 漠とした生産管理と生産技術。整理がついてきたんですが、現実に引きずられる実務家の悲しさですかね。
参考本に記載されている内容を「理想論だけではねぇ」って否定する自分がいます。

 その中で、折り合いをつけるとするなら、生産管理について簡単にまとめるなら、以下ですね。
1.経営方針とのすりあわせを行って、つまり利益計画の工程側の責任を持つ部門となること。
2.生産管理システムの構築を行う。
3.新製品の日程計画の立案、進捗、調整を行う。
4.製品開発部門、生産準備部門、品質管理部門、工務部門、資材部門の各部門管調整を取る。
5.生産キャパは平準化について責任を持つ。 客先や市場動向をつかみ分析し、工程の平準化度を生産管理の自工程の良品条件にする。
最低このくらいは職務範疇にするのが生産管理部門です。 実態と見ると、規模が100名程度の企業や工場では、これを製造部長や社長自らコントロールしている場合が多く見受けられます。
私も前職では製造部長時代はそうでしたので、これを生産マネジメントとして組織を変更しました。生産管理部としては作らないが、上記の項目を俯瞰する製造部長直轄組織を業務管理として置き、若手でセンスの良い部下を配置しました。その人は、TOCのセミナーに行かせて欲しいと提案してきましたので、喜んで言ってもらいました。彼は、工程内の進捗管理に、ボトルネックを発見するためにドラムバッファを使いたいと言う提案でしたね。

詳細は後日として、現代では生産管理では無く、その上の「生産マネジメント」の概念と構築が必要だと思います。

もう少し述べますね。続きは明日です。
ではまた。