おはようございます。

企業の生き残る道5 です。

工程管理は狭義の生産管理と定義されます。 しかし、再三申し上げているように、来ちゃった管理では、工程に投入された時点では勝負ありって事になりかねません。

ここでは進捗管理と現品管理、品質管理、余力管理に絞って進めます。ってところでした。

工程管理のもう一つの柱は「自工程完結」です。 工程は自工程で責任を持って後工程に流すと言う取り組みです。
工程管理の書籍やノウハウがたくさんありますが、テクニック紹介であれもありますこれもあります的な羅列となっていて、私等が読んでも、結局どうなんでしょう?って資格マニアみたいな事になっちゃって混乱を起こすって事になりかねない状態です。

私がまずは「自工程完結」の概念と仕組みを理解すれば、混乱せずに管理監督者が何をすべきなのかが分かると思います。

プロなんですから、自分の行った仕事の責任を取るのは当然ですが、意外にそうではない企業や工程が見受けられます。

ISO9001/1994は、そこをシステム化する事で、第三者が安心して購入できる工程であることの証左を求める物でしたが、何故か2000年版では私に言わせるなら改悪に走りました。商売に走ったと言うことかも知れません。語弊が有ると思いますので私見ですとお断りとした上で。

1994年版を取得するときに、もっとも大切な事は「誰を首にするか」と、原発システム開発出身のコンサルの先生は仰いました。原発が一番無責任でしょうがって今なら言いたいですが、当時もいろいろトラブル起こしていて、先生も偉そうには言えないけどねって、言われていました。そう言う芽が有ったんでしょうか。

ともかく、首にするシステムとはうまい表現で、責任は誰にあるのかが明確にする事で、組織構造が明確になります。
これお勧めの考え方です。経営トップが公言するとビビるヒラメ族が海底にへばりつくかも知れませんが。

この半製品は仕掛品はどの工程の責任なのかを明確にする事は必要です。よく見る事例に「とにかく流せ!検査で見てくれる」これが一番駄目管理です。

検査無用論くらい言える工程でないとね。 ただし、コストは最小化を狙いますから、七つのムダは徹底的に実践しましょう。

明日はここからです。

そう言えば、インダストリー4.0って前振りだけして、その後フォローしていなかったようです。これ、結構おもしろいので、これも都度挟みながらとしますね。

ではまた。