トコトンやさしい工程管理の表紙 やっと発売されました。 出版社のご担当者様、大変ご迷惑をおかけしました。
 私は、毎朝概ね3時には目覚ましが鳴ります。
IPADの目覚ましコールで起きます(コールは、風の谷のナウシカです)。

ですが、6月辺りから8月の盆休までは、毎朝2時起きで6時まで執筆をして、そこから(株)セキデン(亀山市)へ8時から17時、場合によっては、19時まで詰めて、帰宅する毎日です。

その間に、機械技術誌の連載、50キロほど遠方の他のクライアント様へのコンサルが月数回でしたから、土日は終日これに時間を当てました。

あまりに肩がつらくて、いろいろ当たって、評判のよい整体に毎週通いましたら、寝不足から来るものと、頸椎と腰周りの筋肉が落ちてきているらしいです。
要は運動不足と睡眠不足。
原因は、分かっているので対応のしようがないですね。しかし、今回は、先回の「トコトンやさしい生産技術」の1年間の執筆活動の要領が少しは分かってきているので、原稿を仕上げる応援をお願いしてありました。私の、ざっくり手書きのイラストをパワーポイントに清書していただく作業を主にお願いしました。彼とは、DROPBOXでファイル共用をして、お願いしました。

今回はその点はずいぶん助かりました。 感謝感謝です。原稿料の半分は師事している先生にお渡しすることにしているため、私の分の半分をお渡しすることでお願いしました。

私にとって、それ以上の効果です。清書作業に時間を割かれるのはつらいですからね。時間を割くのは、原稿の内容に専念できました。この効果は大きいです。

イラストは、出版社にイラストレーターがいますが、できるだけイラストを入れて、柔らかくしたいのですが、遠く離れた担当に、それを伝えるのは難儀なことです。今回も、娘にイラストをお願いしました。

私の下手な下書きを彼女が書いて、直接ここをこうして欲しいって頼むと、本職にそのまま渡せます。
もちろん、アレンジはされますが、初稿でそれを確認するとほぼ直すところは無いくらいの仕上がりになっています。これも、助かりました。娘には、感謝です。

いろんな人に助けられて、やっと完成しました。書いている時は、不安だらけ、あれも入れたい、これも入れたいですが、ページは決められています。

どのレベル人にもある程度わかりやすくを要求されていますが、これが難しい。一般的に、企業で書類を起案するときは、誰に読んでもらうかを想定します。 その人の、琴線に触れるようにしないと、通りませんかららね。

その訓練経験は、十分なんですけど、不特定多数へのメッセージは慣れないです。
(>_<)

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これくらいにして、これを読んでいただいている方から、ご質問をいただいておりました。

ご返事が遅れてしまって、申し訳ありません。

ご質問:
前略しますが、某テキストには、「工程管理=生産計画+生産統制という概念で説明されております。このテキストは大学教授執筆ですが現場サイドの考えとは多少異なると考えてよろしいでしょうか?」とのご質問です。


工程管理=生産計画+生産統制 → 生産管理=生産計画+生産統制ですね。
JISの定義では。10月30日付けブログの「初稿完了」をご覧いただいている前提で申し上げます。


 JISにも定義されていますが、工程管理とは生産統制の狭義の意味だと書かれていますね。

試験勉強としては、学究としてはそれで十分ですが、ご質問は実務はどうなのかです。

実務は、工場管理と現場管理、品質管理、TPS、5S、TPMとごっちゃで混乱を起こしながら管理をしているのが実態です。

実は、編集者からも同じご意見をいただきましたし、製造業の実務者も漠として分かっているようでいない状態です。


工程管理をするために、生産統制をする。実務でこれだけで対応するためには、徹底した工程のフレキシブル性が求められます。

前職で、猪突猛進の上司の下で、これを指示されて閉口した覚えがあります。上しか見ていない上司の下で苦労する中間管理職でした。(^0^)

愚痴はともかく、この方法は、品質コストの増大を招くことが多いです。それを、工程管理者の責任にしてしまいがちで、工程管理関係者のモチベーションは最悪となります。

イチローのようにどこに投げられても、打ち返す管理技術と身体能力が求められます。
普通はムリです。しかし、ここに投げるよって言ってもらえれば打ち返しやすいですね。イチローも実は投球モーションからある程度読んでいるはず。

だから、工程に投げられてくるボールを投球モーションを読んで、投手の癖をあらかじめ調べて、ボールの弾道を予測することが求められます。

これを「来るかもしれない管理」と名付けました。モーションを盗まない打者は「来ちゃった管理」になります。

生産統制は、大別すると、現品管理+余力管理+進捗管理です。 進捗管理がクローズアップされますが、工程は悲鳴を上げます。残業・休出で対応。不慣れな作業者に担当させる。手抜きになる。不良が発生する。やり直しが発生する。納期がさらに遅れる。工程負荷(余力管理)が絶望的になる。そういう状態が多いです。

サービス業も同じですね。来客予測を立てないと、偉いことになります。

行列のできる店?あれは生産計画のできない無い店です。

整理券を配るなりして、生産計画で平準化を図るべきですね。

大学教授の書かれた、工程管理は生産計画も入るという意味がそういう意味なら、私の説明の概念と同じです。

ご質問者は、中小企業診断士の二次試験の合否判定待ちのようです。この資格は一次試験合格率が15~20%。その合格者が受ける二次試験も同様の合格率ですから、ストレート突破は、4%と言う超難関試験。
しかも、二次試験は採点基準が非公開という、理不尽な試験です。

どうか、合格されていることをお祈り申し上げます。

では。また