本日 5月31日にとうとう我が家にも来ました。
思わず記念撮影です。
安部のマスク

我が家は花粉症の私と娘がいますので、シーズン前には100枚ほど買いためるのですが、今シーズンは80枚ほど有ったので、買い増しは見送りました。
国産のN95相当性能とうたい文句の製品を毎年ネットでリピートしています。
ところがパンデミックが発生。普段は使わない、息子や家内が使うようになったため、あっという間に在庫不足になりかけましたので、買い占めはいけないと思いつつ、ネットでまず中央の製品を一枚100円で発注。これは3日間で到着。ひとまず安心。
次に注文したのが1枚80円。これは1週間で到着。共に50枚ずつ。
左は注文してから1ヶ月掛かりましたが、1枚60円を100枚。
我が家は美容室なので、UV殺菌消毒のステリライザーを保健衛生上装備しています。
これを使ったマスク一枚の延命策が効を奏して国産品の在庫だけで乗り切りました。
(これは現在結構品薄で高額な価格が一時付いていました。)

現状200枚が在庫として有ります。
そこに5月31日ようやく到着したアベノマスク(この名称は本当は発案者の首相は使われたくないでしょうが)。

第一印象は、小さい小さい。とても大人用では無い寸法です。

お世話になっている整体の先生が昨日「患者さんから集めて寄付しようと提案中」とのことで、私もお願いすることにしました。

喜んで使って頂ける人に渡ることがせっかくの税金投入のムダを無くすことになります。
決して死蔵してはいけません。

それにしても、どういう設計したら、こういう小サイズになるのでしょうか。
私は、毎年花粉症で顔への密着度や通気性にこだわりを持っていますから、とても、このサイズは花粉症も防止できませんし、布では花粉でさえ効果が無いことは長年の体験で立証済み。

人への感染防止なら未だ分かります。

私は、花粉対策も必要なので、布マスクは使えません。残念ながら。

そのレベルで言うなら、これらの不織布のマスクもダメでした。 顔への密着度が悪すぎます。
マスクしている人を見ると、きっちり密着させていない人をよく見かけます。

東京都知事も、マスクの密着方法がヘタです。

政府中枢部に花粉症の方がお見えにならなかったようですね。(^▽^)

とにかく、国民全戸へ配布となると、これでも数百億円。 
この予算で、保育施設や感染隔離施設や、医療関係者へのマスクやその他の防具を買い集めるか、アメリカのように、製造会社へマスク製造の強制執行を行うなどすればと後知恵でおもいます。

済んだことは仕方ない。要は、再発防止です。
ワクチンが未開発段階では、パンデミック第二弾があると思うべきですから、これからの施策に注目すべきです。

余談ですが、私はゴジラが好きで映画はよく見ます。
最新版は5年以上前に上映されたシン・ゴジラ。 これはゴジラという天災にも似た(元は放射能廃棄物の処置の失敗による人災)災害が、東京を襲う。
政府は、幼体のゴジラのリスク分析を過小評価し、経済活動を優先し初動対応のチャンスを逃します。
災害対策本部の立ち上げ、都民への避難指示が緊急事態布告宣言が出すか出さないかの議論に時間を費やし、都民に甚大な被害が発生。
東京都知事は都独自の自衛隊への出動要請を出そうとして、ようやく政府も動きます。

時は遅く、やがて巨大化したゴジラが再上陸。 壊滅的な被害を発生させ、首相以下閣僚はその被害に巻き込まれてしまいます。

そして最初から冷静に分析していた若手閣僚が危機を乗り越えると言うシナリオ。

う~ん。これ、そっくりなんですが。。。

発生が予測されるリスクの分析を過小評価し、対策が後手を踏むのは工程管理でよく発生する事象です。
映画の中で都知事が「何故緊急避難がすぐ出せないのか」「初動マニュアルはいつも役に立たないじゃ無いか」臨機応変に動けないのかと言う気持ちを吐き捨てる台詞があります。

都や国は巨大生物による上陸破壊行動を予測できず、対処マニュアルが無かったのです。

しかし、我が国は既にSARSを経験しています。
対処マニュアルはあってしかるべきだったのでしょう。

無ければ、もっと臨機応変に動くべきだったのでしょうが、これは最高責任者の能力と言うより、危機管理の中央統制運営になれていない日本のシステムの問題かも知れません。

東京オリンピックや習近平氏の来日に緊急事態布告は重大な影響を与えるだろう事は想像に難くないです。
難しい判断をされたのだと推測します。 その限定された中で、最善が取れなければ次善策としてどうだったのか。
難しい判断だったと思います。最高責任者としての重責もあることですし、その中でよく頑張ったと評価する人達も見えます。
しかし、結果が全てなのはどこも同じ。

原因→真因→対策→再発防止はセオリーです。
日本人は、どうもこのプロセス管理が苦手だと思います。

現在執筆中の工程管理の統制方法についてがテーマですが、正にこれが骨子となっています。

是非、近々来るであろう第二弾には間に合ってほしいと切に願います。
今回の疫病で亡くなられた皆様とご家族ご関係者にお悔やみ申し上げます。

ワクチンが無い以上明日は我が身かも知れませんが。