おはようございます。

シリーズで書いていますが、煮詰まるといけませんので、少し休憩です。って脱線ばかりしていますが。

ギリシャ問題はひとまず固唾をのんで見守るしかない状況ですね。ギリシャがどさくさ紛れの債権放棄案をドイツがどの程度飲むかに掛かってきていますね。
ドイツが折れるタイミングはこの時点しかないと読み切っての行動なら、ギリシャもなかなかのタフネゴシエーターです。
いずれ借金は返さないといけないんですが、チャラにできるチャンスってそうそう無いですからね。

東芝の不正経理が新聞で大騒ぎですね。また、始まったかの、新聞記者ネタと思うのは私だけでしょうか。

メディア対策がまずいと、スクープ合戦に巻き込まれちゃいます。一流企業なら特にね。

一つ気になるのは、トップが事業体に利益を出せと圧力を掛けたことが不正経理を呼び込んだって記事です。

どこまでが信憑性が有るのか分かりませんので、軽々に書けませんが、企業トップが危機感を持って事業体責任者に圧力を掛けるって、異常なことですかね?

前職ではしょっちゅうやられていましたよ。 堂島の本社で定例の事業部を集めての会議で、利益の出ない事業体から並ぶんです。それと、賞与の査定も、利益の出し方で、三段階に分けられて、事業体のトップや幹部はもちろんその下の社員まで、賞与の査定に影響されます。

私企業なら当然のことです。しかし、粉飾をするのは当然反社会的な行為ですから、毛頭考えないですけどね。

当時社長は、元直属の上司ですから、気質もよく分かっています。ROA5%以下の事業は、無くなると思うようにって指示は、ブラフじゃないこともしっかりと分かっていますし、利益を出せない事業体トップの左遷なんて、当たり前ですね。

我々は、事業体のトップを救えなかった自責の念に駆られるわけです。たとえが悪いですけど、徳川幕府政権下の藩の経営みたいな物ですね。お家断絶って事になると、家臣一同路頭に迷う。重鎮は切腹ってことに。

労働組合があるので、路頭には迷いませんけど、幹部はそうはいきませんし、事業体が閉鎖になれば、社員の生活も大変化です。

一致協力して利益を生む体質に転換していく必要が有ります。そのために、労使一体となって知恵を絞るって訳です。

東芝がそうならなかったのは、お家騒動も有ったようで、指揮命令系統の乱れが不幸を招いたって事も大きいでしょうけど。前社ではトップの叱咤は厳しいですが、一方でコンプライアンスは至上です。

それは、社会的責任は全社で負うって、企業風土が有ったから。創業者の渋沢栄一翁の言葉が有りました。

これを入社時にたたき込まれて、折り折りに経営から説かれます。それでも、中にはとんでもない本社の経営層がお見えになることが有って、パワハラしまくり状態は、部下の信頼を損ねていずれ左遷になっちゃいましたね。

何人かお見えになりました。上しか目がついてついてないため上しか見ていないヒラメさんも同様です。

そう言う意味でヒラメが生息できる企業体質を作った歴代の経営層はやはり断罪されるべきですが、記事の書き方がどうにも週刊誌のゴシップ的でいやな感じがすると言うことです。

どうも、メディアは勧善懲悪、スケープゴートを作りたがる傾向に有って、これもそんな感じがしています。

もっと、しっかりと堀下げて欲しいんですけどね。真の原因を。本来きちんと検証すべき肝心なところがおざなり感情的で、どうでも良いところに食いつくというのは、取材記者レベルが低いからだとおもいます。資質はどう担保しているのか、知りたい物だと常々思っています。

記者会見で態度が悪いって、話題になった事件が有りましたが、メディアも記事の品質管理を第三者できちんと評価してもらうシステムが必要なんじゃないかと思いますね。

そんなことしたら、検閲制度の復活で表現の自由がなくなるっておしかりを受けるかも。それなら、そう言う品質保証をオープンにして、たとえば、記者の教育訓練計画と実績や、評価制度、社内のコンプライアンス制度の開示などをすべきでしょうね。自社のチョンボは結構黙んまりを決め込むところが多いのは何故?でしょうか。
某国民放送など外部から見ていても、ヒラメが多そうなところだろうなあって思いますから。

変な洗脳していないでしょうね。とか。検証体制は。とか。その上で主義主張をさせているんでしょうね。とか。戦前の提灯記事を書いたメディアの再現はごめん被りたいですね。

東芝の件を拝見してそんな事を思いました。PQCDSMは製造業だけではなくどの産業にも通用する事なんだと改めて思いました。言いたいこと書いてしまいました。語弊が有ったらお許しを願います。

ではまた。