4月30日予定通り一般のお客様の受け入れを開始。
と、言っても国内は元より世界中が新型コロナウイルス感染防止対策の真っ最中。
美容室は濃厚接触を誘発させる可能性が高い店舗です。

開店を悩みましたが、先回も触れましたが、美容室は冬期のインフルエンザウイルスにも非常に対策が立てにくいことは新型コロナウイルスの感染対策を待つまでも無い事実です。

小規模店舗でインフルエンザウイルスのクラスター感染を引き起こした場合に経営リスクは自明なこと。
ここを全く無防備で経営計画を策定しては工程管理に長年携わってきたものとしては経営リスクとしてISO的に言うなら、重大な環境側面に該当すると言うことです。

そこで、可能な限り店舗設計段階でエアコンから基礎的な設計を行って、建築メーカーの設計士と詰めました。幸い、建築士の奥様は美容室を経営されています。
真剣にご対応いただけました。
もっとも、建築費が高騰してしまったのはやむなしと言うところですが。

ここは、品質コスト=品質管理の失敗コストの総和+失敗予防コストの総和と言うことになります。

IMG_4569まず、全面1階は店舗です。
この建物の基本構造は、3階屋根裏を前面断熱材を吹き付けてあり、そこにD社製の5馬力と3馬力のエアコン熱交換器が設置されています。5馬力が1階用です。
3階壁面にフレッシュエア吸込み口を設けました。
1階用熱交換器は1階天井の一番室内空気が汚染されるシャンプー機が設置されている天井から3階の熱交換器まで吸引します。
ここで室外機から送られた冷媒と熱交換されて、3階のフレッシュエアー吸い込み口からのエアーとミックスされて1階の天井4カ所、1階の基礎部(基礎部は一般的な換気口はなく密閉構造で、断熱材を吹き付けて有ります)に開放されます。1階の床各所にエアダクトが設けてあり、ここからエアーがでます。
上図のようなイメージ図になります。
入り口ロッカーの上に換気口を設置。1階は基本的には正圧が掛かります。ロッカー上の排気口、トイレの換気扇は常時運転、キッズルーム、準備室の換気扇、スタッフルームの換気扇から排出されます。
さらに、2階は3馬力の熱交換器は、かなりユニークな設計です。
3階壁面にフレッシュエア吸込み口は同じですが、同時に排出口も設置。
これにP社の熱交換機がまず入ります。
この熱交換器は天井裏のエアーを吸引します。この吸引されるエアーは2階の居室からはいります。
つまり2階は、全てフレッシュエアーで供給されます。
1階用のエアーは2階にもダクト3本中1本が分岐供給されます。
結構面倒な設計をしてしまいましたが、極力フレッシュエアーを取り入れつつ、天井埋め込みエアコンにありがちな、局所的な寒暖差や風圧が不快なため、ほぼワンオフ的に設計していただきました。

HPサイズ縮小店舗のHPの表紙はこのように改訂しました。
こういう加工は、MACですと標準添付ソフトでほぼ可能です。
あとはセンスですが、こればかりはどうしようもありません。
でも、プロにお願いしてもさんざん打ち合わせてイメージに合わないと言うこともあります。
自作は、その点は全て事故責任です(^▽^)。



セット面1豪華な胡蝶蘭を頂きましたので店内に展示しました。
たくさんのお花を頂戴いたしました。
この場をお借りして御礼申し上げます。










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11-1 - 12 (2)こんな看板も店舗駐車場と裏の道路からよく見える位置に配置。
夜間はライトも付きます。














建物の夜景これは夜景。
カナダのプリンスエドワード島では、地元の住宅は概ねこのくらいの規模から倍くらいの規模で建てられています。
そして、ライトはこのような暖かい色が多いです。








IMG_4466これは、プライバシーと同時に飛沫感染防止にとロールカーテンを設置してあります。
座席間を広く取る必要あり、必然的に店舗面積が大きくなりましたがやむなしです。




























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これは、現地で収集してきたグッズと家内が若い頃から集めてきた絶版ものも。
最近、突然の訪問客がお見えにありました。
聞けば赤毛のアンの大ファンで、通りがかりに店舗の外観をみて、もしやと入って見えました。
ものすごく感激されて、モニターには現地で撮影した風景などをスクリーンセーバーでお見せしているのですが、現地の日本人のプライベートガイドをお願いした女性は結構コネクションがあって、既に季節が終わった記念館も特別に開けていただいたりして貴重な映像を撮ってきました。

キッズルームその方の楽しそうなお顔を拝見して当方もと言うより家内の方がうれしそうでした。
これは保育施設です。
家内の苦節2年間の受験勉強で取った保育士資格。
その後追加したチャイルドマインダー資格。
ノウハウぎっしりらしいです。

ここも徹底して抗菌・抗ウイルス対策を行ってあります。



建物の夜景4最後はエントランス。
最近ツバメが巣作りを始めました。
ツバメにも気に入っていただいて良かったです。
木の家はやはりそれなりに環境に優しいと言うことでしょうか。









お陰様で、4月30日のグランドオープン以来、たくさんのご来店を頂いておりますが、コロナ対策で受け入れ人数制限を行っていますので、目標売り上げ額には全く届きません。
仕方ないですね。安全第一です。
面倒な給与計算システムや、POSシステムなど、立ち上げのシステム作りはほぼ完了しました。
後は代表社員で美容部門責任者の娘に任せて、私は本業の生産管理に邁進する事に致します。

美容室の運営は自分が総責任者ですので、勉強になります。

保育士付の美容室と言う地域密着型のコンセプトは、結構お役に立っているようです。
子供の子育て相談もしています。 
働くお母さんのお役に立つよう充実させて行きたいと思います。

ではまた。